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人生で初めて、サプライズで泣いた。
友人たちに、結婚の祝賀パーティをしてもらった。

披露宴をしなかった僕たち夫婦のために、ひらりの坂本充広くんや山像かおりさんらが発起人となって企画してくれた会。
気が置けない仲間たちの前で、あらてめて夫婦となった幸せを実感した。

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パーティのクライマックスは、新婦へのサプライズ。
特にこれといったプロポーズがなかった僕が、奥さんにもう一度きちんとした言葉を贈るというもの。
「泣かせる」展開を望まれていたので、作家の端くれとして必死になって構成を考えた。

インタビューにてプロポーズの言葉を聞かれて戸惑い、
もう一度ここで行おうと提案されるも、
緊張で言葉が出てない。
では先ず体を動かそうとの声がかかり、僕が劇団時代よく行った準備運動を行う。
すると、フラッシュモブ的に、奥さん以外の参加者全員が一斉に加わって踊り、
さらに、ダンス終わりで皆が花を一輪ずつ僕に集めてくれて、
その花束をもって、彼女にプロポーズ!

すべてが計算通りに進んだ。……はずだった。
台無しにしたのは僕。
切れ良く踊ったつもりが、ぷっくりしたお腹が途中でワイシャツからこぼれていたらしく、それを目撃してしまった奥さんは笑いを堪えるのに必死。
加えて、特に言葉を用意せず、その時の衝動で思いを伝えようと思っていた僕は、その激しい運動で頭が真っ白。しどろもどろで意味不明の言葉を発してしまった。

会場中が「?」。奥さんは、いたわりの瞳を向けて、ただただ頷いていた。
涙なんて程遠い、プロポーズ。
全く、台本は完璧だったのに……。

演者として最低な自分に腹をたてていると、そこで、思いもかけないことが起きた。
おもむろに、奥さんが僕に向けて書いてきたといって手紙を取り出す。
そして自ら、それを朗読しはじめるじゃありませんか!


愛情あふるる手紙。
今までの人生でもらった中で唯一無二、最高のラブレター。

不意をつかれたのもあって、僕の涙腺のパッキンは崩壊状態。
我慢できず、ただひたすらに号泣。

実は、これが本当のサプライズだった。
ターゲットは奥さんではなく、僕だったのだ。
完全にやられた。僕は全く気がついていなかった。

あとから思えば、おかしいところはあった。
前日の夜、奥さんが
「今日は先に寝てて。私、明日のドレスのために、ワキ毛を処理しなくちゃいけないから」
と、言い出した。
「手伝うよ」
と言っても、「抜くところを見られたくないの。おやすみ」
と取り合わない。
そういうものかな、と、先に寝かせてもらったのだが、深夜、物音に気がついて目覚めたら、まだ襖の向こうで奥さんが明かりをつけて起きていた。

「どんだけワキ毛ボーボーなんだよっ」
と心のなかで突っ込んで、またすぐ寝てしまったのだが、実は、あの時にずっと、手紙を練っていたのだ。

一晩かけた彼女の言葉は、見事、心に命中。
僕はもとより、発起人はじめ会場に集まった人々の涙腺をも刺激していた。

甚だ脱帽。妻に、してやられた。
でも、それもそのはずなんです。
彼女は、素晴らしい奥さんであると同時に、
僕が今でも劇作家としても惚れてる最高の演者さんでもあるのだから。
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by t-kanatsu | 2013-09-18 20:00 | 金津ならどうする★コラム
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by かなつん
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プロフィール
金津泰輔
 早稲田大学在学中より、劇団てあとろ50にて脚本・演出を担当。卒業と同時に自らが主宰する劇団つ組を立ち上げ、小劇場にて活動。また劇作家として別に、ひらり空中分解。や劇団湘南アクターズ、劇団すごろく等、外部にも新作台本を書き下ろしている。最近は、柳家さん生師匠をはじめとした創作落語の執筆に携わっている。

【主な舞台作品】
『接待ベースボール』
『本日休廷』
『コックは踊る!』
『ブログ~僕はマンションの管理人です。』
『幸せのアルデンテ』
『は・ち・み・つ』
『シバラク!』
『愛しゃれ指南!!!』

【さらに詳しく20の質問 (2013年4月版)】
1「初めて脚本を書いたのは?」
―小学4年生のお楽しみ会。
2「その時のタイトル」
―コント『トマトケチャップ殺人事件』。
3「どうして劇作家の道を選んだのか」
―自分は役者に挫折したけど、役者を志す人達と一緒にいたかったから。
4「尊敬する劇作家は?」
―椿一さん(「笑の大学」に出てくる)
5「今までのベスト作品」
―まだない。
6「子供の頃になりたかった職業」
―建築家、将棋棋士。
7「兄弟はいますか?」
―妹が一人。
8「面白かったアルバイト」
―サーカスの裏方。
9「大好きな映画3つ」
―『トイ・ストーリー』 『ガタカ』 『月に囚われた男』
10「好きな女性のタイプ」
―励まし上手。
11「好きなせリフ」
―「お前は最高だよッ」
12「気分転換の方法を教えてください」
―般若心経のリズムが好きでよく暗唱してます。変かな?
13「最後の晩餐、食べたい食べ物」
―炊きたてご飯を稚加榮(ちかえ)の明太子で。
14「地球滅亡、最後の日。何して過ごす?」
―出来れば大切な人と笑いながら。
15「今まで大変だった舞台」
―初日に台本をあげた舞台。
16「最近ハマってること」
―クロワッサン食べ比べ、羽生三冠棋譜鑑賞、グーグルマップ一人旅
17「カラオケ18番は?」
―♪オーマイリルガール~
18「ディズニーシーでのおすすめスポットは?」
―ニューヨーク・デリでルーベン・ホットサンドを食べる。
19「あなたのモバイル環境は?」
―バイオノートとNexus7。
20「今年の抱負を聞かせてください?」
―ジャンルに拘らずに仕事する。