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劇団すごろく座長、緒方賢一。
緒方賢一さんが劇団すごろくを退団された。

もちろん、本業の声優を辞められるわけではないし、今後は「緒方賢一とシャレダース」というチームを結成して、後進の応援活動に精を出すとおっしゃっているので、業界からの引退ではない。

でも、やっぱりその報せを初めて聞いた時はとてもショックで、「どうしてですかっ!」と無作法な言葉を投げつけてしまった。ご本人の様々な事情や決意をつゆ知らず。ましてや副座長の松本保典さんはじめ劇団員や昔からのスタッフ等、僕なんかよりもっとご縁の深い方がいらっしゃるというのに。

実はなんとなく、緒方さん自らが企画・台本・演出された前回公演で一つ区切りをつけられたようなことを、感じてはいた。
今回の6月公演に関する話し合いの中でも、企画当初から、松本さんに「緒方の出演は声のみで」と言われていたので、意識はしていた。

だから、僕は少しでもそれに抗いたくて、退団を少しでも先延ばしにしたくて、「声だけの出演」にしては莫大な量の台詞を書き、「これなら(収録するより)出ちゃったほうが早いよ」とご本人の翻意を促すような、姑息な仕掛けをしたんです。でも、それは結局叶わなかった……。

僕のイメージを的確に捉えるニュアンス、キャラクターに加え、さらなるシャレの利いたアドリブ台詞を、完璧に録音に残して、颯爽と去っていってしまった。


5月の最初の頃、劇団の内々で「送別会」が開かれた。その時の様子を僕は一度、ブログに書いた。しかし、劇団員の誰もがそのことをブログやツイッター等で触れないことを知り、なんとなくそれを6月公演の宣伝に利用したくないという、一同の思いが感じられて、アップするのを自粛した。

今回もためらったんだけど、既に千秋楽で公に発表されたことだし、先輩演劇人から受け取った熱い思いをどうしても今、記しておきたくなってしまったのです。

緒方さんは、すごろくを退団されてもなお、誰よりも、今回の公演を心配し、愛し、厳しく見ていた。

初日乾杯の席。浮かれて僕が「すずり爺(役名)の存在感、声だけなのにすごかったです」と言っても、一瞬にっこりと微笑んだだけで、後は、自分の声のバランスや音量、関わる役者たちのリアクション、芝居全体の作り、について改善点と、叱咤激励を皆に飛ばしていた。

そして時間の許す限り劇場に来られ、演じる皆のことを見守っていた。こっそり客席からご覧になってる姿もお見受けした。

「僕が、最後に出て行って挨拶することで、この芝居をしんみり終わらせたくない」
と、千秋楽での退団発表の挨拶を直前にとりやめられたのも、ご自身のことよりまず、すごろくの、今回の、舞台の出来のことを、最後まで考えられていた故の決断だった。

「金津さんの今回の話はちょっと難しすぎるな。すごろくはもっと分かりやすくて、ハッピーで、馬鹿馬鹿しくなくっちゃ」

先輩、わかりました。それは大きな宿題とさせて下さい。
緒方賢一すごろく復活特別公演の時まで、ぜったいにもっと力をつけて、馬鹿馬鹿しくって笑えて泣ける台詞を、あなたに書けるようになりますんで!

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※写真は初日乾杯の席。松本さんに熱く語る緒方さん。
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by t-kanatsu | 2013-06-25 20:00 | 金津ならどうする★コラム


by かなつん
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プロフィール
金津泰輔
 早稲田大学在学中より、劇団てあとろ50にて脚本・演出を担当。卒業と同時に自らが主宰する劇団つ組を立ち上げ、小劇場にて活動。また劇作家として別に、ひらり空中分解。や劇団湘南アクターズ、劇団すごろく等、外部にも新作台本を書き下ろしている。最近は、柳家さん生師匠をはじめとした創作落語の執筆に携わっている。

【主な舞台作品】
『接待ベースボール』
『本日休廷』
『コックは踊る!』
『ブログ~僕はマンションの管理人です。』
『幸せのアルデンテ』
『は・ち・み・つ』
『シバラク!』
『愛しゃれ指南!!!』

【さらに詳しく20の質問 (2013年4月版)】
1「初めて脚本を書いたのは?」
―小学4年生のお楽しみ会。
2「その時のタイトル」
―コント『トマトケチャップ殺人事件』。
3「どうして劇作家の道を選んだのか」
―自分は役者に挫折したけど、役者を志す人達と一緒にいたかったから。
4「尊敬する劇作家は?」
―椿一さん(「笑の大学」に出てくる)
5「今までのベスト作品」
―まだない。
6「子供の頃になりたかった職業」
―建築家、将棋棋士。
7「兄弟はいますか?」
―妹が一人。
8「面白かったアルバイト」
―サーカスの裏方。
9「大好きな映画3つ」
―『トイ・ストーリー』 『ガタカ』 『月に囚われた男』
10「好きな女性のタイプ」
―励まし上手。
11「好きなせリフ」
―「お前は最高だよッ」
12「気分転換の方法を教えてください」
―般若心経のリズムが好きでよく暗唱してます。変かな?
13「最後の晩餐、食べたい食べ物」
―炊きたてご飯を稚加榮(ちかえ)の明太子で。
14「地球滅亡、最後の日。何して過ごす?」
―出来れば大切な人と笑いながら。
15「今まで大変だった舞台」
―初日に台本をあげた舞台。
16「最近ハマってること」
―クロワッサン食べ比べ、羽生三冠棋譜鑑賞、グーグルマップ一人旅
17「カラオケ18番は?」
―♪オーマイリルガール~
18「ディズニーシーでのおすすめスポットは?」
―ニューヨーク・デリでルーベン・ホットサンドを食べる。
19「あなたのモバイル環境は?」
―バイオノートとNexus7。
20「今年の抱負を聞かせてください?」
―ジャンルに拘らずに仕事する。