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「ツボ」を押されたっ!
 肩こりとは無縁の人間だった。

 ちょうど1年前までは……。
 今から思うと、自分は「肩こり」というものを知らなかったんだと思う。よく言うじゃないですか。アメリカ人は、「肩こり」という言葉自体がないから肩がこらないって。
 「肩こり」って、おそらく数字の「0」とか、ドーナツの「穴」に近いものなんだと思う。つまり、知らなければ存在しなかったもの。意識してしまった瞬間から存在するもの。嗚呼。

 意識しだしたのは、昨年関わっていたドラマの撮影中、衣装担当の方がふと僕の肩に触れ、

「金津さん、めちゃめちゃ肩が凝ってますよね。今までいろんな人、マッサージしてきたけど、これほどカチカチなのは珍しいかも」

 と言われてから。
 全く、意識していなかった自分は「は?」となった。

「体調、おかしくなりませんか?」

 おかしくなるも何も、今まで、これが普通だと思っていたし、別に痛くないし、辛くないし、これまで肩を揉んでもらいたと思ったことすらないんですけど……。

「ここ。ここです。ここに何かいます。コリッコリの奴が」
「気持ちいい……あ、い、痛っ……いや、きもひいぃぃぃ」

 以来、マッサージされる気持良さを求める体になった。一瞬にして、「開発」されちゃったわけです。
 しかし、自分も変なプライドがある。急には「てもみん」とか、人によるマッサージをうけるほど「凝ってる」とは認めたくない。なので先ずは、温泉施設や家電量販店で、マシンにほぐされる快感を味わってみた。

 すぐさま、病みつきになった。
 打ち合わせの合間、ノマドで台本執筆中、仕事の帰り際、ふと家電量販店を見つけるたび、マシンマッサージに立ち寄った。フジ医療器とパナソニック、マッサージマシンの二大勢力の最新機種に乗りまくった。有楽町ビックカメラの店員さんとは顔見知りになってしまった。

「欲しいなあ、マッサージマシン」

 ついに本音が口から飛び出す。
 とはいえ、高額商品。しかも今は家族がいる身。そう簡単に買えるシロモノじゃない。
仕方なく、いろいろ家電量販店を転々としながら、マシンの15分間を楽しむという生活を送っていた。

「ちょっと、無料マッサージ受けてかない?」

奥さんとのデート中も、頻繁に出るこの台詞。
最初のうちは楽しんで付き合ってくれていたが、だんだん「恥ずかしいよ、この前行ったばかりだし」と拒むように。
思うようにマッサージを受けれず悶々としていたある日、家にAmazonさんから素敵な物が届いていた。

d0008201_1664314.jpg


 その名は「ルルド」。
 
 今、マッサージ界を席巻している優れもののクッション。実はこれも気になっていたんです。これなら仕事部屋にも持ち込めるかもって。お、奥さん、あんたって人は……。

「今はこれで我慢ね。これでたくさん執筆して、たくさん貯金ができたらマシンを買おう」

 優しい言葉が、僕の心にピンポイントに突き刺さる。

「うん。頑張るよ!」

 今は、朝の起床時と夜の入浴後に、これを使用するのが至福の時間だ。
 肩こりを知って、得た、幸せのツボ。
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# by t-kanatsu | 2013-08-28 20:00 | 金津ならどうする★コラム
思い出せない幼少期
 お盆休み。実家に戻って、小さい頃の写真の整理をしてきた。

 あんまり過去を振り返らない性格なのと、もともと写真に興味のないのが相まって、思春期以降の写真はほとんどない自分。
 奥さんもそういうタイプだったようで、二人のツーショット写真がディズニーランドに行った1枚しか存在しないという……どちらかが記憶をなくしたら何も証明できるものがない。

 残ってる写真は主に、親がアルバムにしてくれいた幼少期のもの。おそらく、それを僕は初めて見た。(昔に見せてもらってたかもしれないが、覚えてない)

d0008201_10425616.jpg



 しかし、見ても何も思い出せない。
 
「本当にこれが自分なんだろうか?」

 自分の面影が全くその小さな自分から感じられない。
 公園で遊んでる写真を見て、

「この一緒に遊んでる女の子は誰?」
「やだ、妹でしょ」

って、会話になった時は、自分の記憶力の無さ加減に呆れ返ってしまった。

 幼稚園入学式、小学校入学式、運動会、ボーイスカウトらしき活動、なんかの親戚の集まりの写真、当時住んでいた大阪、堺の家の前で撮ったと思われるもの……何を見ても記憶が蘇ってくる気配すらない。

 ほんとに誰か他人の過去を見せられてる気分なのだ。でも、隣に写っているのは、若き両親の姿。自分の存在だけがつながってこない。
 ふと、そんな設定で物語が一つ浮かんだがそれはまた別の機会に。
 

 はっと記憶が繋がりだしたのは、小学校高学年らしき時に撮った一枚を見て。
 それは、女装して、ゴロピカドンのポシェットを肩から下げている写真。
 当時、うっすら恋心を抱いていたちなみちゃんと、着ていた洋服を交換して遊んでた時のものだ。(なんたる高度な遊び!)

 そんな仲良しでありながら、「好きだ」という一言が言えないでジリジリしていた自分。初めての恋に戸惑っていた、甘酸っぱい記憶。

 その一点から、芋づる式にいろんなことを思い出していく。

 彼女の気を引きたい→お楽しみ会やクリスマス会でコントを実践→お笑いに目覚める→笑いのセンスに溢れるM君やS君に出会う→自分でやるより彼らにやってもらったほうが面白いと悟る→自分は裏側に回ってネタを書き出す→作家の楽しさを知る……。

 小学5~6年生の時の出来事。

 この出来事が現在につながって、今や、真打ちの落語家師匠にホンを書いて語ってもらってるという(柳家さん生『わらいぐま現わる~金津泰輔作品集』、ただ今絶賛公演中)。
 人の人生って何がきっかけになるか分からないもんですね。あの時、ちなみちゃんに恋していなければ……。

 結局彼女には何も思いを告げられずに、父の転勤で僕が鎌倉に引っ越してきてしまった。
 引っ越し当日、偶然地元の駅でちなみちゃんと遭遇した。(今思うと、偶然じゃなかったかもしれない)
 その最後の時も、照れくさかったのか、気持ちと裏腹に「ほな、また」と格好つけて、つっけんどんな捨て台詞を残して、別れてしまった。

 
 そんなこんなを思い出してたら、あっという間に1時間経っていた。
 つかの間のタイムトラベル。
 ノスタルジーまんさいの里帰りとなった。
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# by t-kanatsu | 2013-08-15 10:46 | 金津ならどうする★コラム


by かなつん
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プロフィール
金津泰輔
 早稲田大学在学中より、劇団てあとろ50にて脚本・演出を担当。卒業と同時に自らが主宰する劇団つ組を立ち上げ、小劇場にて活動。また劇作家として別に、ひらり空中分解。や劇団湘南アクターズ、劇団すごろく等、外部にも新作台本を書き下ろしている。最近は、柳家さん生師匠をはじめとした創作落語の執筆に携わっている。

【主な舞台作品】
『接待ベースボール』
『本日休廷』
『コックは踊る!』
『ブログ~僕はマンションの管理人です。』
『幸せのアルデンテ』
『は・ち・み・つ』
『シバラク!』
『愛しゃれ指南!!!』

【さらに詳しく20の質問 (2013年4月版)】
1「初めて脚本を書いたのは?」
―小学4年生のお楽しみ会。
2「その時のタイトル」
―コント『トマトケチャップ殺人事件』。
3「どうして劇作家の道を選んだのか」
―自分は役者に挫折したけど、役者を志す人達と一緒にいたかったから。
4「尊敬する劇作家は?」
―椿一さん(「笑の大学」に出てくる)
5「今までのベスト作品」
―まだない。
6「子供の頃になりたかった職業」
―建築家、将棋棋士。
7「兄弟はいますか?」
―妹が一人。
8「面白かったアルバイト」
―サーカスの裏方。
9「大好きな映画3つ」
―『トイ・ストーリー』 『ガタカ』 『月に囚われた男』
10「好きな女性のタイプ」
―励まし上手。
11「好きなせリフ」
―「お前は最高だよッ」
12「気分転換の方法を教えてください」
―般若心経のリズムが好きでよく暗唱してます。変かな?
13「最後の晩餐、食べたい食べ物」
―炊きたてご飯を稚加榮(ちかえ)の明太子で。
14「地球滅亡、最後の日。何して過ごす?」
―出来れば大切な人と笑いながら。
15「今まで大変だった舞台」
―初日に台本をあげた舞台。
16「最近ハマってること」
―クロワッサン食べ比べ、羽生三冠棋譜鑑賞、グーグルマップ一人旅
17「カラオケ18番は?」
―♪オーマイリルガール~
18「ディズニーシーでのおすすめスポットは?」
―ニューヨーク・デリでルーベン・ホットサンドを食べる。
19「あなたのモバイル環境は?」
―バイオノートとNexus7。
20「今年の抱負を聞かせてください?」
―ジャンルに拘らずに仕事する。